今シーズンは、本当によく雪が降りました。
観察に行ったこの日は、いつもように自家用車で駐車場を目指すと、何と途中から積雪のため、誰も自家用車で上がっておられませんでした。「では私が一番に」、と車で行こうとしたのですが、残念ながらスタットレスタイヤでも進むことができませんでした。やむを得ず、自家用車を道路の脇に停め、歩いてテングシデ群落に行くことにしました。
テングシデ群落の雪は思ったより溶けていて、地面が見える場所もありました。
夕方に行ったこともあり、テングシデ独特のシルエットがとても美しく見えました。
柵の近くには、1年目?と思われる小さなテングシデの赤ちゃんも春の準備をしているようです。
今度みなさんが観察に行かれたときに見ていただきたいのが、テングシデの枝の先です。
テングシデは独特の樹形(傘型)で、枝の先が下向きになっていると言われますが、(葉がつくとそうなるのですが、)葉がつかない冬芽の時期には、精一杯上を向いているのです!覚えておられたら、ぜひ観察してみてください。
1つ残念なことがありました。東屋付近にペットボトルとホッカイロと思われるゴミが捨ててあったのです。拾って帰りましたが、残念です。世界にここにしかないテングシデ群落、たくさんの方に見てもらいたいですが、どうか大切にしてほしいと思います。
文責:教頭 平野 正