今年も本校自然科学プログラムの1つである「テングシデの研究」がスタートしました。大朝のテングシデ群落は世界でここ北広島町田原地区にしか存在しない貴重な植物群です。イヌシデの突然変異で枝や幹が曲がっているなどとてもユニークな形をしています。平成12年には国の天然記念物にもして指定されています。本校は、「地元の宝」であるこのテングシデの研究をはじめて今年で11年目になります。
6月2日(水)中学1年生は、はじめてのテングシデの観察を行いました。
テングシデ群落に到着すると、昨年テングシデの学習をした中学2年生3名がテングシデの観察ポイントや注意事項などを話してくれました。中学1年生で、これまでテングシデを見たことがあったのは、10名でした。観察に入ると、生徒たちは興味深そうに、テングシデを観察し、熱心にスケッチや気づきをメモしました。
観察を終えた生徒からは、「とても不思議。葉の形も木の形もとてもおもしろいです。」「枝や幹がこんなに曲がりくねった木ははじめて見た。どうしてこんなに曲がっているのだろうか。」「なぜテングシデは世界でここ大朝にしかないのだろうか。」などの感想を聞くことができました。この疑問を大切にしていきたいと思います。来週の第2回は広島大学名誉教授の中越信和先生をお迎えする予定です。
観察の様子1 |
観察の様子2 |
観察の様子3 |
中2からのガイダンス |
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