6月8日(水)
先週に引き続き、中学1年生の探究「テングシデの研究と生物多様性」第2回講座が行われました。
今回の講座は、講師に中越信和先生(広島大学名誉教授)をお迎えし、特別講義とテングシデ群落におけるフィールドワークでした。
特別講義では、テングシデが国の天然記念物になった経緯やテングシデについての研究目的と研究手法、わかっていること、まだわかっていないこと、テングシデを守っていくために必要なことなどを学びました。
特別講義後は、テングシデ群落に移動し、フィールドワークを行いました。今回は文化庁の特別許可のもと、群落敷地内に入らせていただき、間近でテングシデの葉や樹形の特徴などを観察しました。この春芽生えたテングシデの赤ちゃんを探しましたが、今回は残念ながら見つけることはできませんでした。昨年の種子が少なかったことや天候が左右していることが原因と考えられます。
幸い2年目の稚樹が見つかったので、大人のテングシデと比較しながら観察しました。
今後は、10月12日の中間発表会に向けてグループごとに調査、研究を行い、先輩たちの課題研究に合流していきます。