09月20日(金)
本校では、12年前から地元の自然を教材に新庄自然科学プログラムを学校全体で実施しています。
中学2年生では、全員オオサンショウウオについて学びます。
台風14号の去ったこの日、中学2年生は、豊平地区の「三ちゃんホール」にて、オオサンショウウオについての特別講義と世界初の人工巣穴の見学をしました。
本日の特別講師は三ちゃんS村の榎木福一村長、安佐動物園の南 心司 園長先生です。
南先生の講義では、わかりやすくオオサンショウウオの生態や自然の仕組みをレクチャーしていただきました。
講義後は、オオサンショウウオ人工巣穴に移動し、巣穴の様子を見学をしました。
昨年に続いて今年も残念ながら主(オオサンショウウオのボス)と主が守っている卵の様子を観察することができませんでした。
これは、前日の台風の影響で、主が巣穴から事前に避難したからです。
榎木村長のお話では、9月15日までは、主がいたそうです。
実際に、巣穴の入り口は砂で完全に塞がれていました。
オオサンショウウオは逃げていて良かったです。
参加した生徒から次のような感想を聞くことができました。
「いままで、オオサンショウウオには興味はなかったけど、今日のお話で、オオサンショウウオだけでなく他の生物についても、もっと知りたいと思いました。」
「川に落ちているプラスチックなどのゴミを回収して生物が生きていける環境を守っていきたいと思いました。」
今後は、希望者による研究チームでオオサンショウウオの課題研究を進めていく予定です。
今回、中国新聞(09月21日朝刊掲載)、ちゅピCOM(初回:09月28日(水) 06:15〜広島市・北広島町のケーブルテレビで放送予定)の取材がありました。
ご都合がつきましたら、ぜひご覧下さい。