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2023

「テングシデ英語看板の設置」


9月21日(木)
 中学3年のテングシデ研究チームが、テングシデ群落の柵に英語の看板を制作して設置しました。研究チームは、中学2年生のメンバー合わせて6名で「テングシデの幼木保護と成長の研究」を行っています。
 この取り組みのきっかけは、昨年の9月に、研究チームが観察(文化庁特別許可)を行った際に、欧米からと思われるグループが柵内に入られるのを目撃したことでした。テングシデは世界でここ北広島町にしか存在しない貴重な植物群で、テングシデの成木と幼木の保護にために柵が作られ、立ち入りが禁止されています。
 生徒達は自主的にこの出来事を課題としてとらえ、どうしたら幼木の保護ができるか、どうしたら外国からのお客さまに伝えることができるかを考えました。
 そして外国からのお客さまが増えているのに、日本語の看板しかないことに気がつき、英語の看板設置を提案しました。群落内への侵入をやめてほしいことや簡単なテングシデの紹介をする看板にすることにしました。文章と英文は生徒が考え、教員や専門家のアドバイスをいただきました。イラストは生徒達が中学1年生のときにかいたものです。
 今回の設置は、文化庁(北広島町教育委員会)の許可を得て、制作費は北広島町青少年育成推進協議会大朝支部からご支援をいただきました。
 この看板を通してテングシデのことを世界の方にも知っていただき、テングシデや自然を守っていくことに少しでも貢献できればと期待します。テングシデ群落をおいでの際はこの看板をぜひご覧ください。

 この取り組みは、9月26日(火)中国新聞にも記事が載りました。