新庄学園の生活

(中学・高校)

新庄学園の生活(中学生)


■ 人間づくりを第一に、心のこもった指導


教師と生徒との強いかかわりによる家庭的雰囲気の中で、生徒ひとりひとりを大切に育てていくことは、新庄学園の伝統・理念です。

新庄中学校では「手塩にかける教育」をスローガンに掲げ、3月中に新入生の出身校への完全訪問、家庭訪問の完全実施、PTC活動・地区懇談会など、全ての生徒を親身になって育てていく取り組みがなされています。



■ あふれる自然の中で豊かな心を育てます

新庄中学校では中・高合同の体育祭をはじめ、さまざまな体験学習をすすめています。

新庄学園は緑豊かな高原の中心に位置しています。この環境の中で、様々な活動がなされています。 年に一度全校をあげて、山登りを実施します。 また冬にはスキー教室が行われ、まったくスキーの経験がない人も、滑れるようになっています。 日常的にも、野外活動や、雪の創作大会などが次々に行われ、自然を愛し、自然と親しむ取り組みが進められます。



■ ユニークな新庄中学校の総合的な学習の時間


新庄中学校では社会で役立つ内容でカリキュラムを組んでいます。 例えば、プレゼンテーションソフトを用いてのプレゼン制作・発表は全員ができるようになります。 カリキュラムは、1年生でマナーやインタビューの方法、コンピューター実習、プレゼンテーションなどの調査・発表の基礎、基本を学びます。 そしてこれを元に、2年生では学習旅行の事前学習、3年生では本研究として(1)国際関係(2)地域文化(3)環境問題(4)社会福祉の4つのテーマで研究発表を目指します。

新庄学園の生活(高校生)


■ 校訓を基盤に、より充実した学校生活を目指して


至誠一貫・質実剛健・協力一致の三つの校訓は、新庄学園がある地域の文化、先輩が築いた歴史の中より生まれ、学園生活の中に力強く生き続ける生活信条です。 より一層の実践に励み、より豊かな学校生活の充実を狙っています。



至誠一貫(嘘・偽りのない真心を貫き通す)

自分を大切にし、仲間を大切にするクラス・学校づくり。 生徒の活動(学級活動・生徒会活動・クラブ活動)の中心に「仲間づくり」を据え、関わり合うことの楽しさ、仲間を大切にすることの意味を考えていく。


質実剛健(謙虚で節度をもち 心身を鍛える)

高校生としての内面の充実を目指すため、個人面談を中心に、基本的生活習慣・学習習慣を身につける粘り強い関わり。


協力一致(ひとりも切り捨てず 見捨てず 力を合わせてみんなで前進)

生徒自治「自治の大道歩まなん」と新庄学園の校歌にも示されている自治の精神を求め、生徒自治の取り組みが生徒会を中心に行われてます。 代々受け継がれてきたスローガンは、 「一人でも嫌な思いをしない学校づくり」です。 生徒自らが考え、ぶつかり合い、行動し、前進する。こうした教育の原点を大切にしています。



■ 当たり前のことが当たり前にできることを大切に


『挨拶の励行』『時間厳守』『整理整頓』『授業に集中』『隅々まで清掃』『きちんとした身だしなみ』などは生徒の週目標によく出てくる言葉です。 これらはみな一見平凡で、当たり前で、普通の事です。 しかし、よく考えると当たり前で普通のことが普通にできていないことが多いのです。


■ 普通のことが普通に行えるように努める事が学園の伝統精神


『今日、学園の卒業式に出席し、久しぶりに清々しい、良い気持ちにさせて頂きました。 長時間にわたる式典の中で生徒さん全員がきちんとした身だしなみ、厳粛な面持ちで参加されている姿に感銘を受けました。』 ある来賓の言葉。

『新庄学園を見学して感じたことは、学園の特色は当たり前で普通のことがごく普通に行われているということです。 普通で当たり前のことが普通に行われていないのが普通の時世にあって新庄学園は普通の学校ではない、と言えるかもしれません。』 学校視察に来られた教育学専門のある大学教授の言葉。

『負けるとは分かっていても、しらけず最後まで頑張る姿に感動しました。』 体育祭に来られたある保護者の言葉。


■ 人間としての原点に返る


地球グローバル時代、福祉の時代、ハイテク、情報の時代などと言われるこのような時代を力強く生き抜くために原点に返って自分を見つめることが、今、まさに求められています。 そのことが人間として内面の充実につながり「自分と周りの人たちの幸せ」につながっていくものです。 新庄学園は至誠一貫・質実剛健・協力一致の校訓のもと、あらゆる生活、学習の場で人間として行うべき普通で当たり前なことをまじめに、真心込めて行う努力を生徒諸君に求めています。

クラブ活動


■ 温かい友情と仲間づくり


学年・クラスの枠組みを越えて、仲間と共に一つの目標に向かって努力し、苦しみ、喜びを共にすることは、人間としての成長に欠かせません。 クラス担任やクラブ顧問とよく相談しながら、教科学習とうまく両立させることが大切です。学習とクラブ活動を通じての体験を生きる力にし、自分の人生を切り開いて行こう。


中学校 体育系クラブ

■ 卓球部 ■ サッカー部
■ 剣道部 ■ 女子バスケットボール部
■ 軟式野球部 ■ 駅伝部(季節クラブ)
■ スキー部(季節クラブ)


中学校 文化系クラブ

■ 美術部 ■ 吹奏楽部
■ 科学部 ■ 国際文化部


高等学校 体育系クラブ

■ 硬式野球部 ■ サッカー部
■ 軟式野球部 ■ 剣道部
■ 卓球部 ■ バスケットボール部
■ 陸上部 ■ バレーボール部
■ テニス部 ■ ソフトテニス部
■ スキー部 ■ 女子ソフトボール部
■ ダンス同好会 ■ 空手道同好会


高等学校 文化系クラブ

■ 吹奏楽部 ■ 書道部
■ 美術部 ■ 音楽部
■ 科学部 ■ 国際文化部
■ 女子寮茶道部
■ 郷土芸能同好会


年間行事

入学式、新入生合宿のあと、すぐに体育祭と続きます。 体育祭では、伝統の紅白応援合戦が見物です。 熱血・汗と涙、感動の青春ドラマがこの中国山地の五月晴れのもと、力一杯繰り広げられます。


PDFで年間行事を表示

国際交流

国際交流の基礎となるものは「人間尊重」の精神です。 一人でも嫌な思いをしないクラス、学校づくりを基として手作りの国際交流を行っています。


■ 現在行っている国際交流活動


アメリカ・ホームステイや外国の学校からの訪問を受けています。更に学内に国際交流部が設置され、 国際理解をさらに促進するために「新庄学園国際文化交流基金」が設立されています。 学校の中だけでなく地域、同窓生、有志の方々と協力して、21世紀の平和で豊かな地球社会づくりに少しでも貢献できる人物を、地道に育てていきたいと念願しています。


■ 毎日が新発見-アメリカホームステイ記


アメリカで学ぶ多くのことすべてを吸収するために、常に前向きな姿勢でいなくてはならないと、緊張ばかりしていた。 実際アメリカに着いてみると、一日一日がいつも発見の連続だった。 学校までの通学路も、学校の先生も、みんなで行ったすべての場所も、それからお世話になったホスト先のファミリーもみんな全部忘れずに、この経験を宝物にしようと思う。 そしていつの日にか、もっと英語を話せるようになって、またアメリカの家族に会いに行きたい。 -アメリカホームステイ参加者より-