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2024

【探究】MIEF国際トラベルキャンプ1


 一般社団法人MIEFが主催する 国際トラベルキャンプ が2024/07/01~07/29の期間に日本全国を回って教育プログラムを実施しています。 その広島会場版が07/03(火)~07/05(金)の期間に開催されました。

 この広島会場での教育プログラムは、高校3年生の井原舞子さんが企画したものです。 広島会場のパンフレットは こちらを参照 [PDFファイル] してください。

 今回は、本校から参加した高校生3名のレポートをそれぞれの視点からお伝えします。 1日目の様子は高校2年生の松崎ちひろさんです。



 MIEFの国際トラベルキャンプに参加し、3日間にわたって探究活動を行いました。 1日目は被爆体験伝承者さんのお話を聴いてから、平和記念資料館を見学しました。 その後はARアプリの「 ヒロシマ・アーカイブ 」を活用した平和記念碑巡りを踏まえて、午後からは叡啓大学に伺って東京大学大学院渡邉研究室の方にワークショップを実施していただきました。

 被爆体験伝承者さんのお話では被爆地広島の当時の悲惨な状況などを写真と共にお話ししていただきました。 広島で被爆したことは、体だけの傷ではなく、被爆者の心の傷やその人のその後の人生にまで影響し一生残ってしまうものだと再認識しました。 しかし、現在の世界には広島という歴史を知りながらもまだ多くの核兵器があり、使用される危険性があるということを知りました。 一人ひとりが被爆の実相を知り、私たちの意識と行動によって、核兵器に対する考え方が一人ひとり変わっていくと感じました。 また、伝承者さんのように、人間が平和を忘れてしまわぬよう後世に伝えていく活動はとても重要だと感じました。

 午後からの渡邉研究室のワークショップでは、叡啓大学の学生の方々にも参加いただき、「SFプロトタイピング」という生成AIを活用したワークショップを行いました。 生成AIに対してキーワードや条件を打ち込むことで、自動で物語を生成してくれます。 この生成AIが作成した物語をヒントにして、人間が未来の世界をイメージしました。 この日は、2日目に行う未来の平和な世界の構想に向けて、生成AIで作られる物語を参考にして、脳を柔らかくして想像力を働かせる訓練を行いました。 私は、実際に活用することで生成AIを身近で新鮮に感じ、その可能性についても考えることができました。 また、グループ活動を通して、いろんな年代の方々の意見を聞くことができ、多様な価値観について学ぶことができました。

高校2年 松崎ちひろ