
6月4日(水)
先週(第1回講座)に引き続き、中学1年生の探究「テングシデの研究と生物多様性」第2回講座が行われました。
今回の講座は、講師に渡邉園子先生(広島大学准教授)をお迎えし、特別講義とテングシデ群落におけるフィールドワークでした。
特別講義では、生物多様性について学習し、テングシデについての研究目的、研究手法やました。わかっていること、まだわかっていないこと、テングシデを守っていくために必要なことなどを学びました。
特別講座後は、テングシデ群落に移動し、フィールドワークを行いました。通常は群落敷地内に入ることはできませんが、文化庁の特別許可のもと、群落敷地内に入らせていただき、間近でテングシデの葉や樹形の特徴などを観察しました。
生徒から次のような感想を聞くことができました。
「生物多様性について3つのレベルがあり、テングシデは遺伝的多様性ということがわかりました。」
「テングシデの小さいバージョンを見て、8年もたっているのに、私の腰くらいまでにしかなくて、木が大きくなるのは大変なんだなあと思いました。」
「世界でここ大朝にしかない貴重なテングシデを私たちの手でこれからも守っていきたいです。」
「果穂はたくさんついているのに、どうして(今年の新芽である)双葉のついた稚樹があまり見つからないのでしょうか。」
今後は、10月9日(木)(予定)の中間発表会に向けてグループごとに調査、研究を行います。